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新築ワンルーム投資の持ち出しは家賃保証で消える?保証賃料の見直しまで入れて再計算

本記事にはプロモーション(広告)が含まれます。紹介する無料面談は、不動産投資の事業者によるものです。

「家賃保証が付いているので、空室になっても家賃は入ります」。

「収支は毎月1万円ほどのマイナスですが、35年ずっと同じなので計画が立てやすいです」。

新築ワンルーム投資の提案では、家賃保証(サブリース)がよく組み合わされます。

空室の心配がなくなるなら安心だと感じる一方で、「本当に35年間この金額で済むのか」と不安になる人も多いはずです。

この記事では、保証賃料が見直された場合まで入れて、家賃保証付きの新築ワンルームの持ち出しを計算し直します。

この記事の結論

  • 家賃保証は「空室のリスク」を「保証賃料が下がるリスク」に置き換える仕組みで、持ち出しがなくなるわけではない。
  • 保証賃料は法律上、見直し(減額)を求められることがある。10年ごとに5%下がると、35年の持ち出しは約870万円から約1,094万円に増える(この記事の試算)。
  • 修繕積立金・設備交換・固定資産税は、家賃保証があってもオーナーの負担。
  • 保証賃料の見直し・解約の条項を書面で確認できないなら、契約しない。
目次

家賃保証付きの新築ワンルームでも、持ち出しは一定ではない

前提1〜10年目の月平均21〜30年目の月平均35年の累計
家賃保証・保証賃料が35年変わらない約16,600円約23,200円約870万円
家賃保証・10年ごとに保証賃料が5%下がる約16,600円約31,400円約1,094万円
家賃保証・10年ごとに保証賃料が10%下がる約16,600円約39,300円約1,304万円
家賃保証なし(管理委託・空室あり)約17,900円約32,600円約1,163万円
新築ワンルーム(借入2,700万円・金利1.8%・35年)の持ち出し35年累計(この記事の試算)

保証賃料が変わらなくても、新築ワンルームの持ち出しは年々増える

借入額・金利・期間2,700万円・1.8%・35年(返済 月86,695円)
保証賃料(手取り)月85,000円
管理費・修繕積立金月6,000円+月3,000円(修繕積立金は16年目に月約8,400円まで段階的に上昇)
固定資産税など年6万円
設備交換12年目・24年目に25万円ずつ
初月の持ち出し月約15,700円
試算の条件(家賃保証付きの新築ワンルームの例)

家賃保証は、サブリース会社が部屋を借り上げ、入居者がいてもいなくても、決まった賃料(保証賃料)をオーナーに払う仕組みです。

空室の間も保証賃料が入るので、毎月の収入は安定します。

ただし、家賃保証が肩代わりするのは「家賃収入」だけです。

修繕積立金、部屋の設備の交換、固定資産税は、家賃保証があってもオーナーが払い続けます。

上の例では、保証賃料が35年間まったく変わらないと仮定しても、修繕積立金の値上げや設備交換によって、持ち出しは最初の10年の月平均約16,600円から、21〜30年目には月約23,200円に増えます。

35年の累計は約870万円です。

「家賃保証があるから収支は35年一定」という説明は、支出が増えることを含んでいない点に注意してください。

持ち出しを確かめる手順の全体は、ワンルーム投資の持ち出しを契約前に確かめる5つの手順にまとめています。

ポイント

  • 家賃保証が肩代わりするのは家賃収入だけ。
  • 修繕積立金・設備交換・固定資産税はオーナーの負担。
  • 保証賃料が変わらなくても、35年の持ち出しは約870万円(この記事の試算)。

保証賃料が見直されると、家賃保証なしと同じくらいの持ち出しになる

見直しの幅31年目以降の保証賃料35年の累計見直しなしとの差
見直しなし85,000円約870万円―
10年ごとに5%減約72,900円約1,094万円+約224万円
10年ごとに10%減約62,000円約1,304万円+約434万円
保証賃料の見直しの影響(11年目・21年目・31年目に見直しと仮定)

家賃保証で見落とされがちなのが、保証賃料そのものが見直されることです。

建物が古くなって周りの家賃相場が下がれば、サブリース会社から保証賃料の減額を求められることがあります。

上の試算では、11年目・21年目・31年目に保証賃料が5%ずつ下がると、35年の持ち出しは約1,094万円になり、見直しがない場合より約224万円増えます。

10%ずつ下がると約1,304万円です。

比べると、家賃保証を付けずに相場の家賃(この例では9.5万円)で貸し、空室や原状回復の費用を自分で負担した場合の約1,163万円と、ほとんど変わらないか、むしろ多くなります。

家賃保証の保証賃料は、相場の家賃より低く設定されるのが一般的で、その差額が空室リスクを引き受ける費用になっています。

保証賃料が見直されれば、その費用を払い続けたうえで、家賃の下落リスクも結局は自分で負うことになります。

ポイント

  • 保証賃料は、建物の古さや相場に合わせて見直されることがある。
  • 10年ごとに5%下がると、35年の持ち出しは約224万円増える。
  • 見直しが入ると、家賃保証なしと同じくらいかそれ以上の持ち出しになる。

新築ワンルームの家賃保証で、持ち出しが増える契約の仕組み

仕組み持ち出しへの影響
保証賃料の見直し(減額)収入が下がり、持ち出しが増える
オーナーからの解約が難しい不利な条件でも契約を続けるしかない場合がある
免責期間・費用負担の条項入居者の入れ替わり時などに収入がない期間や費用が発生する
家賃保証(サブリース)で確認すべき仕組み

保証賃料は減額を求められることがあり、オーナーからの解約は難しい

ポイント内容
保証賃料の減額サブリース契約も賃貸借なので、借地借家法にもとづき、サブリース会社から減額を求められることがある
オーナーからの解約・更新拒絶借地借家法の「正当事由」が必要と考えられ、オーナーの都合だけでは解約しにくい
勧誘時のルール2020年12月施行の賃貸住宅管理業法で、家賃の減額リスクなどを故意に告げない・偽る勧誘は禁止。契約前に書面での重要事項説明が必要
家賃保証に関する法律とルールのポイント

家賃保証の契約(サブリース契約)は、法律上はオーナーがサブリース会社に部屋を貸す「賃貸借契約」です。

そのため、借り手であるサブリース会社は、借地借家法にもとづいて、周りの家賃相場が下がったことなどを理由に保証賃料の減額を求めることができます。

「保証」という言葉から、35年間同じ金額が払われると思いがちですが、契約書に固定と書かれていても、減額されることがあります。

一方で、オーナーの側から契約を終わらせるには、借地借家法の「正当事由」が必要と考えられており、オーナーの都合だけでは解約しにくいのが実情です。

こうしたトラブルが多かったことから、2020年12月に施行された賃貸住宅管理業法では、家賃の減額リスクなどを故意に告げない、または偽って勧誘することが禁止され、契約前の書面による重要事項説明が義務になりました。

提案を受けたら、保証賃料の見直しの条件と、オーナーから解約する方法を重要事項説明書で確認してください。

ポイント

  • 家賃保証も賃貸借なので、保証賃料は減額を求められることがある。
  • オーナーからの解約には正当事由が必要と考えられ、簡単ではない。
  • 見直しの条件と解約の方法を、重要事項説明書で確認する。

免責期間・原状回復・設備の費用負担を契約書で確認する

項目確認すること持ち出しへの影響
免責期間新築時や入居者の入れ替わり時に、保証賃料が払われない期間があるかその期間は家賃収入がゼロ
保証賃料の見直し時期何年ごとに、何を基準に見直すか見直しのたびに収入が下がる可能性
原状回復・設備交換の負担入居者の退去時の修繕、設備の故障を誰が払うかオーナー負担なら、保証があっても出費が発生
解約の条件オーナーから解約できる条件と、違約金の有無売却や管理会社の変更がしにくくなる
家賃保証の契約書で確認する項目

家賃保証の契約書には、持ち出しに直接影響する条項がいくつもあります。

まず「免責期間」です。新築時の最初の数か月や、入居者が入れ替わるときに、保証賃料が払われない期間が設けられていることがあります。

次に、保証賃料の見直しの時期と基準です。「2年ごとに見直す」「周辺相場に合わせて改定する」などと書かれていれば、収入が下がる可能性があります。

さらに、入居者の退去時の原状回復や、エアコン・給湯器などの設備交換を誰が負担するかも重要です。

オーナーの負担と書かれていれば、家賃保証があっても、退去や故障のたびに出費が発生します。

最後に、オーナーから解約できる条件と違約金です。解約しにくい契約だと、物件を売るときに買い手が見つかりにくくなることもあります。

これらは口頭の説明ではなく、必ず契約書と重要事項説明書の文面で確かめてください。

ポイント

  • 免責期間があると、その間の家賃収入はゼロ。
  • 原状回復・設備交換がオーナー負担なら、保証があっても出費が出る。
  • 解約の条件と違約金は、売却のしやすさにも影響する。

家賃保証付きの提案を、別の会社にも見てもらいたい人へ

手元の提案書や契約書の案をもとに、販売会社とは別の会社の無料オンライン面談で、持ち出しを計算し直してもらう方法もあります。

家賃保証付きの新築ワンルームの持ち出しを、契約前に計算し直す

手順やること
1保証賃料・免責期間・見直しの条件を契約書から書き出す
2保証賃料が見直される場合を入れて、35年の累計を出す
3家賃保証なし(相場の家賃・管理委託)の場合と比べる
計算し直す手順

保証賃料が下がる場合を入れて、計算表で35年分を出す

項目入れる数字
家賃保証賃料(手取り)
管理委託料0%(保証賃料に含まれている場合)
管理費・修繕積立金重要事項説明書の金額
固定資産税など営業担当者に確認した年額
計算表への入れ方(家賃保証付きの場合)

家賃保証付きの提案は、下の計算表で次のように入力すると計算できます。

家賃には保証賃料(オーナーが受け取る手取りの額)を入れ、管理委託料は保証賃料に含まれていれば0%にします。

計算表の「現実寄り」は家賃が毎年0.5%下がる前提なので、保証賃料が少しずつ見直される場合の目安として使えます。

「厳しめ」は、家賃が毎年1%下がり、金利も上がる場合です。

ただし、計算表の「現実寄り」「厳しめ」には空室の費用も含まれているため、家賃保証付きの場合は少し多めに出ることに注意してください。

結果を見て、保証賃料が下がった場合でも家計が困らないかを確かめます。

計算は仮定にもとづく試算なので、実際の契約の条件で変わります。

提案書の数字を入れて、持ち出しの総額を計算する

※ 3つの前提で比べます。
「提案書の前提」=家賃・管理費・修繕積立金が一定、空室・設備交換なし(固定資産税は含む)。
「現実寄り」=家賃が毎年0.5%下落、修繕積立金が5年ごとに段階的に上がり16年目に国土交通省ガイドラインの平均目安(335円/㎡・月)に到達、4年に1回1か月の空室と原状回復・募集費15万円、12年目と24年目に設備交換25万円。
「厳しめ」=現実寄り+家賃が毎年1%下落、6年目から金利が1%上昇。
所得税・住民税の増減は含みません。実際の収支は物件・契約・金融機関の条件で変わります。

ポイント

  • 家賃に保証賃料、管理委託料に0%を入れて計算する。
  • 「現実寄り」は、保証賃料が少しずつ見直される場合の目安になる。
  • 保証賃料が下がっても家計が困らないかを確かめる。

家賃保証なしの場合と比べて、保証の費用が見合うかを判断する

項目家賃保証あり(10年ごとに5%減)家賃保証なし(管理委託)
受け取る家賃保証賃料8.5万円(相場の約9割)相場の家賃9.5万円(毎年0.5%下落)
空室の影響なし(免責期間を除く)4年に1回、1か月の空室と15万円の費用
35年の持ち出し約1,094万円約1,163万円
売却のしやすさ契約の引き継ぎが必要で、買い手が限られることがある比較的売りやすい
家賃保証あり・なしの比較(この記事の試算)

家賃保証を付けるかどうかは、保証の「費用」と「安心」を比べて判断します。

保証賃料は相場の家賃より低く設定されるため、その差額が、空室のリスクを引き受けてもらう費用です。

この記事の試算では、10年ごとに保証賃料が5%下がる場合の35年の持ち出しは約1,094万円で、家賃保証なしで空室を自分で負担した場合の約1,163万円と大きな差はありませんでした。

保証賃料の見直しが大きければ、家賃保証ありの方が持ち出しが多くなることもあります。

また、家賃保証付きの物件は、売るときにサブリース契約を引き継ぐ必要があり、買い手が限られることもあります。

「空室の心配がない」という安心に、この差額と売りにくさを払う価値があるかを、自分の考えで判断することが大切です。

ポイント

  • 保証賃料と相場の家賃の差が、家賃保証の費用。
  • 見直しが入ると、家賃保証なしと持ち出しは大きく変わらない。
  • 家賃保証付きは売りにくくなることもある。

家賃保証付きの新築ワンルームは、持ち出しを確かめてから決める

今は買わない方がよい検討を続けてよい
保証賃料の見直し・解約の条項を書面で確認できない重要事項説明書で条項を確認できた
「35年間ずっと同じ収支」と説明されている保証賃料が下がる場合の持ち出しも計算した
保証賃料が下がると家計が苦しい下がっても家計が困らない
判断の分かれ目

家賃保証付きの新築ワンルームを、今は買わない方がよいケース

ケース理由
「家賃は35年保証」と説明された保証賃料は見直されることがあり、説明が正確でない
重要事項説明書を契約直前まで見せてもらえない見直し・解約の条項を検討できない
相場の家賃が分からない保証賃料が相場と比べて妥当か判断できない
持ち出しが増えたら家計が苦しい見直しで持ち出しが増えたときに払えない
見送りを考えるケース

上のケースに当てはまるなら、家賃保証付きの新築ワンルームは今は買わない判断が合理的です。

特に、「家賃は35年保証されるので安心」と説明された場合は注意が必要です。

保証賃料が見直されることがある以上、この説明は正確ではありません。

賃貸住宅管理業法では、家賃の減額リスクを故意に告げない勧誘は禁止されています。

重要事項説明書を契約の直前まで見せてもらえない場合も、見直しや解約の条項を落ち着いて検討できないため、一度持ち帰りましょう。

相場の家賃が分からないと、保証賃料が妥当かどうかも判断できません。同じ駅・同じくらいの広さの賃貸物件の家賃を、賃貸サイトで確かめてから判断してください。

見送ったとしても、条件を確かめてから改めて検討すれば十分に間に合います。

家賃保証の有無にかかわらず、新築の価格に含まれる「新築プレミアム」と途中で売るときの差額は、新築ワンルーム投資の持ち出しはなぜ大きいかを試算した記事で解説しています。

ポイント

  • 「家賃は35年保証」という説明は正確ではない。
  • 重要事項説明書を早めにもらい、条項を落ち着いて確認する。
  • 相場の家賃と比べて、保証賃料が妥当かを確かめる。

家賃保証付きの提案を、別の会社にも見てもらう

相談できること家賃保証付きの提案を含む、収支シミュレーションと物件価格の確認
形式オンライン(Zoomなど)または対面。30分以上
費用無料
注意点面談先も不動産投資の事業者で、物件の紹介を受ける場合がある。年収の確認と融資の診断がある
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家賃保証の契約書は専門的な言葉が多く、保証賃料の見直しの条件や費用の負担を読み解くのは簡単ではありません。

そのようなときは、提案している会社とは別の会社に、提案書や契約書の案を見てもらう方法があります。

ここで紹介する無料オンライン面談では、手元の提案書や物件資料をもとに、年収やライフプランに合わせた収支シミュレーションを作ってもらえます。

ただし、面談先も不動産投資の事業者であり、完全に中立な立場ではありません。

物件を紹介される場合もありますが、買うかどうかは自分で決めてかまいません。

面談で聞いた数字は、この記事の表と見比べて、保証賃料が下がった場合の持ち出しまで確かめましょう。

契約書の条項の法的な意味について詳しく知りたい場合は、弁護士などの専門家に相談することも検討してください。

ポイント

  • 家賃保証付きの提案も、別の会社の視点で数字を確かめられる。
  • 面談先も事業者で完全な中立ではない。買わない判断も自由。
  • 契約書の法的な意味は、弁護士などの専門家にも相談できる。

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  • 手元の提案書やマイソク(物件資料)をもとに相談できる
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  • オンラインで自宅から参加できる(無料)

【この記事の試算と出典について】借入2,700万円・金利1.8%・35年元利均等返済、保証賃料8.5万円、管理費6,000円、修繕積立金3,000円(16年目に国土交通省「マンションの修繕積立金に関するガイドライン」の平均目安まで段階的に上昇)、固定資産税など年6万円、12年目と24年目の設備交換25万円をもとにした仮定の試算です。家賃保証なしの場合は、相場の家賃9.5万円が毎年0.5%下落、管理委託料5.5%、4年に1回1か月の空室と原状回復・募集費15万円と仮定しています。賃貸住宅管理業法のサブリース規制は国土交通省の公表資料によります。

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